会社に行きたくない!と思ったことがありませんか?毎日思ってますか?株式会社ビズヒッツさんは、働く男女500人を対象に「仕事に行きたくない理由に関する意識調査」を実施しました。その結果、会社に行きたくないと思ったことのある人の割合は「91.2%」だそうです。
ほとんどの社会人の方が行きたくないといった経験をお持ちのようです。
会社に行きたくない理由の第1位は「人間関係に悩みがある」でした。やはり、こちらが堂々の第1位でしたね。人間の悩みのすべては人間関係であると偉い哲学者アドラーが言っています。
第2位は「やりたくない仕事がある」と「起きるのがつらい」でした。第3位は「仕事が忙しい」です。起きるのがつらいのは意外でしたが、こちらはどこに行っても基本的に変わらないので置いておきましょう。すると、2位、3位は仕事内容に関係することとなります。
人間関係に問題があって、仕事内容がいやであれば、早く違う仕事についた方が良さそうですが、そう言ってしまっては元も子もないのですね。
わたしも人間関係に悩み、最終的に退職することに決めました。
会社に行きたくない理由第1位の人間関係の悩みについて、記述していきます。もし、人間関係に悩んでいて、それでも会社でがんばりたいのであれば、この人間関係の悩みを細分化して捉えることで、解決の糸口を探していきたいと思います。会社に行きたくないと思う日がなくなり、明るい人生をおくりましょう。
人間関係の悩み
会社に行きたくないと思ってしまう人間関係とはどんなもので、どのような人が対象となっているのでしょうか。
- 上司
- 同僚
- 部下
- 取引先
などが、あげられますね。ただ、上司との人間関係に悩んでいる人が多いようです。わたしも人間関係で悩んでいたのは上司との関係でした。取引先でも高圧的に絡んでくるお客さんがいたので、悩んではいました。しかし、それは、会社にいる時間の一部ということとお客さんなので、しかたがないと割り切れる部分があったので、なんとかやり過ごしていました。
ただ、上司との関係が不良の場合はそうはいきませんでした。
支店長とその下の課長から一度、私の連絡不足で大きな注意を受けたことが発端でした。それからは、わたしがミスすることと連絡することに怯えてしまい、連絡や報告が減り、悪循環に陥っていきました。
どうせ、連絡しても苦労するのは、わたしだから関係ないと自分ひとりで何とか仕事をこなしている状態が続きました。口を開けば、叱責とダメ出しばかり。いつも、とても不機嫌でコミュニケーションを取ることがつらくなっていました。1年ほど、このような状況が続き、改善を試みようとしたことはありましたが、根本的な解決をすることができないまま退職することになりました。
社内での人間関係の悩みは仕事をしていて、とてもつらいです。それが、直々の上司であれば、毎日、会社に行きたくないと思いますね。
この状況から脱却するためにはどうすれば、よかったのでしょうか。
問題、悩みの本質を探る
問題や悩みの本質を探っていきたいと思います。問題や悩みのある状態になるといやだという感情に支配されて、問題の本質を見ることができなくなっていたと思います。そして、解決するには自分が無理して、感情を殺し、うまくやっていくしかないと思っていました。自分を抑えることを問題解決にすると長く働く上で、精神的によくありません。生産性も上がりません。最悪、うつ状態になってしまうかもしれません。
上司との関係が悩みである。ここを出発点とします。
なにが嫌だったか。
- 何もしてくれないのにダメ出しだけする。
- 理不尽な𠮟責
- アドバイスはしない。
- 高圧的。
- 一人で仕事をするので、勤務が長時間。体に負担がかかる。
- 相談できないため、仕事が遅くなることがある。精神的に負担がかかる。
自分の感情
- 怒られたくない。
- 聞いてもアドバイスなし
- 話したくない。
- 会いたくない。
- 本当は仕事の相談をしたい(心のうちにしまっているが)
- 仕事の分担をしたい。
- 精神的にも肉体的にも、つらい。
- 上司とうまくいってないことを誰かに相談できない。(余談ですが、わたしはプライドが高く、周りには仕事ができる人間だと思ってもらいたかったので、上司とうまくいってないと思われることを誰かに相談できなかった。)
ここに書けなかったことも紙に書き出してみました。
私なりに出したこの上司が嫌だという問題の本質は
コミュニケーションを取れなかったこと。1つだと思います。
いろいろな感情はありますが、問題の本質はこれのみだと思いました。
いろいろと恥ずかしくて人には言えないことでも一人で紙に書くことはできます。
書き出して、目に見えることで、頭で整理しやすくなりました。
一度、やってみてください。
問題、悩みを取り除くためにできること
問題を取り除くためにできることは何でしょうか。
コミュニケーションを取れなかった原因を探ってみます。
- 怒られると何も言い返せない。
- 何も聞けなくなる。
- ダメ出しされたくない。
- できない人間だと言われたくないし、思われたくない。
- 自己肯定感の低さ
- プライドが高い
- 単純にこわい
私は、上記のようなメンタルの持ち主なので、本当のことを言ったり、聞いたりすることを怖がっていました。できる自分を守りたかったのです。
問題を解決するためにできること
- 弱い自分を認める。
- 成長するためだと割り切って、何が悪かったのかを徹底的に話を聞く。
- 勇気を出して、話をする。
- できない奴のレッテル覚悟で、自分の方針を話す。
- ほかの誰かに困っている現状を相談する。
- 絡まないで済む人事をしてもらう。
- 退職する。
もちろん、私だけが悪いとは思っていません。悩みを抱えている人のこともそうです。あなたが悪いわけではないケースが多いとは思います。ただ、問題を解決させること行動をできるのは、あなただけなのです。人を変えることはできないのです。
「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる。」
アメリカの心理学者エリック・バーン博士がおっしゃっています。
自分をよく知ることは、とても大事なことだと知りました。けっこう、自分のことはよくわかっていないものですから。
私の場合は、もっと自分の弱さを知って、問題に向かい合い、話をすることができたと思います。このように考えられたのは今になってからですが。
まとめ
問題の本質を捉えることで、問題を単純化しましょう。
自分と相手をしっかり見てみましょう。
全て紙に書き出しましょう。思いついたことは、とりあえず、書き出してみてください。
小さな問題でも、このプロセスを実行してみてください。あなたは、十分、問題に我慢してきたことと思います。我慢つよいので、ずっと頑張っているんだと思います。
今度は、その力を問題の本質の解決に向けてみてください。最初は、うまくいかなくたっていいんです。この一歩が、大きな一歩なのです。
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